試合は、当初の予想通り守るギリシャ、攻めるポルトガルのハッキリとした構図でした。ギリシャは、相変わらず鬼のマンツーマンでポルトガルのアッタカー陣を封じに出る。ポルトガルは、相変わらずパスを回して攻める。しかし、開幕戦のように危ない位置でチャレンジするようなことはなく、高い位置で回してサイド攻撃を主体とするが、ギリシャの白い巨塔デラスの壁が高く有効的な攻めは出来ない。マニシェやミゲルの2列目からの果敢なチャレンジで数度チャンスを作ったのみで前半終了。ただそのミゲルが負傷で交代してしまった。
今までの強豪国がギリシャに苦しんだ、そのままの空気感が漂ってました。ただギリシャも前半からファウルが多く、さすがにフィジカル的に苦しくなってるのは見えていただけに分からないな〜ってのがハーフタイムの総括。とにかく一点勝負なのはハッキリしていた。
後半も、同じようなペースで試合が進むが、後半12分にギリシャはCKのチャンス一発でハリステアスが見事にヘッドでゴールに押し込み先制。攻めるしかなくなったポルトガルは、ボランチのコスティーナニャに変えてルイコスタを投入してロナウドを前線に張らせる。引き気味でボールを展開するルイコスタにギリシャは散々苦しめられるが、最後の部分で守る。30分過ぎに遂に眠ったままだったパウレタに変えてヌノゴメスを投入。ロナウドの絶妙の裏への飛び出しや、フィーゴの個人技など、もうちょっとのところまで行ったが結局、ギリシャが守りきって試合終了。
WOWOWはないのでTBSでの観戦だった今大会、放送の9試合中4試合がギリシャ絡みということで、すっかりギリシャ通になってしまった感じだが、俺としてはMVPには両サイドのセイタリディスとフィッサスにあげたいと思う。サッカーにおいてサイド攻撃というは重要な攻めである。その各国サイドアッタクをことごとく封じてきた守備力。また攻め上がる際はしっかりと押しあげてくる勇気と体力。素晴らしいものだった。
とはいえ、
ポルトガルに優勝して欲しかったな〜……。
というわけでEURO2004のエントリーはこれで最後になると思います。
燃えよ 心のCHAMA 来れVITORIA, ESPERANCA
吠えよ 心のまま 掴めVITORIA 今こそ
(ポルトガル語でCHAMA=炎、VITORIA=勝利、ESPERANCA=希望)
Posted by heroshe at 2004年07月05日 15:25 | コメント (0) | トラックバック (0) | Clip!!
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