シマグニズム避難所

＿|￣|○です

vs オーストラリア 試合経過

やっぱり俺の思っていた通り一点勝負の競り合いで勝ちきれませんでした。まあトーナメント戦の独特の雰囲気や、オリンピック特有のプレッシャーなど、メンタル面での敗因で慰めれば、いろいろと言えるでしょうが、ズバリ敗因は3回表日本の攻撃で先制できなかったことでしょう。

上述の試合経過を参考にしてもらいたいのですが、先頭の和田が二塁打を放ち、続く藤本が確実に送りバント。1アウト3塁と大チャンスを作る。しかし、福留三振、宮本の凡打で1点を取れずでした。

ランナーが和田とはいえ、スクイズもあったのではないか。

しかし、1回2回とヒットで出塁しているだけに、いずれ崩せるだろうとの考えだろう。指揮官は勝負に徹することは出来なかった。

その後も、ヒットで出塁はするものの、単発で終わっていく。そして全体的に淡白な大振りな攻めが続く中、オーストラリア先発のオクスプリングもリズムに乗っていく。

そして6回裏、ここまで好調に飛ばしていた松坂の球が浮いてきてとらえられる。ヒットと四球で2,3塁のピンチを迎える。そして、ベースからやたら離れて構えるキングマンに対して、セオリー通りの外角のボール球（スライダー）で空振り、もしくは内野ゴロを狙ったボールがど真ん中に入ってしまい、タイムリー。

この試合、松坂の唯一の失投だ。

好プレーもあり、さらなる追加点のチャンスは絶ったものの、オーストラリアには阪神クローザーのウィリアムスが控えているので、許してはいけない先制点を許した。

7回表に、相手の凡ミスが続き1,3塁のチャンスが生まれる。得点できれば「これが野球の分からないところ」だったが、オーストラリアもたまらず、ウィリアムスを早目に投入し、チームメイトの藤本を打ちとって無得点。

結局、その後は、ウィリアムスを打つことが出来ず試合終了。1 - 0で予選に続き、オーストラリアに完敗して、金メダルへの道は途絶えてしまった。

オーストラリアの先発のオクスプリングは、大きなスローカーブが特徴だった。緩い球を打つ為には、ためてためて充分に引き付けて引っ叩く！これがセオリーだ。しかし、日本は全体的に淡白なスウィングが目立った。まさしく術中にハマルだ。どっかで見てるだろう星野伸之（スローカーブで活躍した）は、それじゃダメだーって叫んでいたに違いない。

まあフルスインガーが多い打線だし、しょうがなかったのか…

同じ相手に二度負けるというのは、力負けという印象にうつる。所詮、日本のプロ野球なんてこんなもんだよ。か？ そんな風に、思われない為にも、三位決定戦では、きっちり“日本の野球”で勝ってきてもらいたいものだ。

しかし、この敗戦の屈辱が次回のオリンピックで更なる本気モードのチーム作りに繋がる可能性が出てくるだろうし、中途半端な金メダルなんか価値ないと思っていたので、そういった面ではポジティブに考えられる。

でもやっぱ、野球ファンとしては、

＿|￣|○です。

しかしながら、ソフトも野球もオーストラリアに敗れるか…。新たな鬼門の誕生だね。